今回は、自分と向き合うことについて書きました。
自分と向き合う方法やコツなどではなくて、ただただ「自分と向き合うの嫌だよね」という話です(笑)
お時間のある方だけ、自分と向き合うの嫌になっちゃったという方だけ、読んでいただけたらと思います。
読んでくださった中のお一人だけでも、参考になったと感じてくだされば嬉しいです。
目次
自分と向き合うのは誰だって嫌だ
「自分と向き合うことから逃げてる私はダメだ」「もう自分と向き合いたくない」などと思っているツインレイの皆様。
安心してください。誰だって自分と向き合うのは嫌なのです。
自分と向き合うというのは、自らの心を知ることであり、自分のネガティブな感情と向き合うこと。もし今の現実に何か不満があるのならば、現実は自分の心の反映ですから、心の中の原因を探っていきます。原因を探り当て、きちんと浄化できれば、心が変わり、現実が変化します。
心の中の原因は当然過去の出来事にあり、多くは幼い頃に起因しています。幼少時や小学生の頃、赤ん坊の時の記憶にあることもあります。そして、その出来事は自分にとって不快な出来事であったことは間違いありません。
そりゃあ嫌ですよ。どうしてわざわざ過去の嫌な出来事を思い出して、悲しかったり怒ったり寂しかったり、当時のネガティブな感情を味わわないといけないのでしょうか。あんなにつらかった思い出なんて、もう二度と思い出したくない。あんなにつらい感情なんて、もう二度と味わいたくない。そう思うのが当然です。できることなら、このまま一生忘れたままでいたい。心の奥に押し込めたままでいたい。そう考えるのが感情を持った人間として当たり前の反応だと思います。
もし「私は自分と向き合うことから逃げている」あるいは「自分と向き合いたくない」と思い、自分を否定して落ち込んでいる方がいらっしゃったら、あなたは大丈夫ですとお伝えします。自分が逃げていると認識できること、自分が嫌だと思う感情を素直に認められることは、十分素晴らしいことです。自分の弱さを認めることは、自己愛が育っている、心の強さがある証拠だからです。
セッションを受けて「問題がない」という人たち
本記事を書こうと思ったきっかけがあります。私のセッションを受けてくださる一定数の方が、セッションを申し込んでいるにも関わらず、「特に問題はありません」と仰ることです。
たとえば、
- ○○のことを聞きたかったんだけど、もう答えを見つけました
- ある男性をツインレイだと思っていたんだけど、氣持ちが冷めてきてどうでもよくなりました
- ○○で悩んでいたけど、自分で解決できました(自己完結)
このようなことをセッションの冒頭で話される方がいらっしゃいます。
もしクライアント様が本当に「問題がない」とお感じならば、私にすることは何もありません。だってご本人様の人生ですから。仮に、私や周囲の人からどんなにひどい状況に見えたとしても、クライアント様ご自身がよければ、それでいいのです。それで私は「じゃあ今日のセッションは何しましょう?」となるわけですが(笑)
でもね、実は違うんです。クライアント様は怖くなったんです。自分と向き合うことに恐怖が湧いてきたのです。
セッションで自分が抱える問題について話すということは、自分の心に向き合うということです。その状況について、自分がどう感じているか、何を思ってどのような感情が湧いてきたかを自分で認識することです。
自分のネガティブな感情を自分で認識する準備ができていないと、自分の氣持ちに向き合うことをなんとか避けようとします。だからセッションで「問題はすでに解決した」ということにしてしまうのです。上の2番目の例でみると、自分と向き合う恐怖に立ち向かうよりも、ある男性に対する想いを諦める方を無意識に選んだということです。
つまり、セッションを申し込んだにも関わらず「問題がありません」と言うのは、自分と向き合うことから逃げる行動の一種です。これは、セッションを申し込んだけれども当日までにキャンセルしてしまう方にも当てはまるでしょう。
誤解のないようにお伝えしますが、自分と向き合うことから逃げることを「悪い」と言っているわけではありません。自分と向き合うのも、自分と向き合わないのも、ご本人様の自由です。
そして上記の行動を取ったからといって、100%あなたが自分から逃げているとは言いません。よくあるパターンを説明しているだけなので、自分に当てはまるかどうかはご自身で判断してください。でも実は「私には関係ない話だ」と思った方ほど、このパターンに当てはまります。「自分には関係ない(だからスルーしよう)」という反応はエゴの最大の防御だからです。
なぜこの話をしたかというと、もし自分と向き合うことから逃げている場合、本人がそのことを自覚しないと先に進めなくなるからです。自分と向き合っているつもりでも、無意識に肝心なところを避けてしまうので、癒しが進まないのです。
自分と向き合った私の話
個人的な話ですが、数年前の私はずっと暗闇を手探りしているような状態でした。
育児ノイローゼになってしまった私は仕事を辞め、健康な精神状態を取り戻すために心理学やスピリチュアルを学び始めました。ツインレイに出会う前ですが、私が自分と向き合い始めたのはこの頃です。それから毎日2~3時間、本に載っているワークをしたり、ノートへ自分の感情を書き出したり、インナーチャイルドと向き合ったりなど、自分でもこれ以上ないほど努力をしました。
2年以上続ける中で、ツインレイとの出会いもありましたが、正直言って大きな変化は感じられませんでした。確かに改善した部分はありましたが、相変わらず私の人生はつらく、心は苦しいままでした。毎日どれだけやってもほとんど変わらない。ツインレイともうまくいかない。自分と向き合うことに本当に意味があるのか。自分のやり方は間違っているのか。ただただ自分の心の傷をえぐっているだけのように感じて、自分との向き合いもツインレイも何度諦めてしまいたいと思ったか分かりません。
とうとう自分一人の力では無理だと諦め、意を決して数十万円をかけてプロの方に継続セッションをお願いしました。サポートを受ける中で、自分が成長しているのか分からない時もあれば、階段を一段上がったような感覚が得られる時もありました。そしてセッションを受け始めて半年頃、心にあった大きな塊が癒された時に、自分のステージが上がったことを確信したのです。自分と向き合うことで心から喜びを得られたのはこの時が初めてだったと思います。
自分と向き合うことはつらいし、とてもしんどいです。まだほとんど成果を感じられていない人ほど、ただ苦行を続けているように感じると思います。私は3年近く何の成果もなく苦しいだけで、出口のない暗いトンネルを歩いているようでした。でも結果が出た時に、それまでの全てが報われました。かけた時間も、大きな出費(100万円は軽く超えます)も、自分の心が軽く生きられることに比べたら大したことではありませんでした。
一度でも自分と向き合うことによって喜びを味わったらシメたものです。自分との向き合いがすぐに楽になるわけではありませんが、その向こうに喜びと幸せがあると分かっている分、自分との向き合いに対する心理的壁ははるかに低くなります。
自分との向き合いは、ステージが変わったと感じるような劇的な変化を体験するまでが最難関です。嫌になってもいいし、途中で休憩してもいいし、何回諦めてもいい。氣力を取り戻した時に少しずつでも進んでいくと、いつかガラッとステージが変わる瞬間がやってきます。
まとめ
自分と向き合うことは誰だって嫌なものです。
ツインレイ統合のためにはしなくちゃいけないとは分かっていても、心の傷を思い出すようなことはしたくないですよね。それが感情を持った人間の当たり前の反応です。
嫌だと思う自分も、もうやめたいと思う自分も、どんな自分も許して受け入れてあげましょう。